
2月に入り立春を迎えますと暦の上では春となりますが、京都の2月はまだまだ底冷えのする厳しい寒さが続きます。
2月はやがて来る春の訪れを待つ心を盛り込みながら、節分をイメージにした献立を立てます。
そして2月は初午です。
京都では、古くから初午の日に畑菜の辛子和えを食べる習慣がございます。
伏見稲荷の創建者が「秦」(はた)という名前であった事と、お稲荷さんに仕えるきつねの好物が辛子である事が由縁だそうで、初午の日に畑菜の辛子和えを食べてからお稲荷さんにお参りすると縁起が良いと言われております。
こういった古い歴史の言い伝えを料理で
表現出来るのも日本料理特有の事であり、
今後も大切に守り続けて行きたいものであると
思っております。
京都は、夏は蒸し暑く冬は底冷えの厳しい土地である
と言われております。
そんな土地柄から生まれたお料理も数多く、
京都で粕汁が好まれる理由の一つでもあると思います。
祇園川上の粕汁は、伏見の酒蔵から取り寄せた酒粕を使用しており、良質な酒から取れた酒粕は風味良く、非常にまろやかな味わいに仕上がります。
食材に脂物は使わず、昔ながらの大根、京人参、セリをお入れしております。
厳しい寒さの中お越し頂いたお客様に体の芯から温まって頂きたいという思いを込め、2月の御椀は粕汁をお出しさせて頂いております。
祇園川上 店主
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※税込・サービス料別








